「痛くない死に方」とセットで鑑賞のはずが、このドキュメンタリーを観てしまったらどんなに凄い役者さんが演じても、それ以上の感情は起きないと確信し本作のみ鑑賞。
笑いがあって高圧的でない、医者というより馴染みのおっちゃん。安心感抜群。
ホントけったいな町医者。ただし、けったいなのは1人カラオケ大会🎤の姿だけであって、医療に対する姿勢は数少ない“まともな”医者。特に車中でしていた研修医に対するレクチャーを聞いて頭を殴られたよう…。異端者が異端者でなくなる、そんな医療が広がればいいけれど、天と地がひっくり返らない限り難しい世界かな。
狭かろうが散らかっていようが、無機質で脱色されたような医療施設と違って日常には色や匂いがあり、その日常の中の一場面に死があるというのを強く感じさせられた。
映画に出演された方々に深く深くお礼を申し上げます。