この医師の考え自体は良いと思うが、安倍晋三や自民党の思想と非常に相性が良さそうな医療観だと感じた。
薬に過度に頼らない→ジェネリックや市販薬の推奨で医療費削減
延命措置を行わない→いわゆる生産性のない者は安楽死法で安楽死させる
自宅で家族が介護し看取る→自民党改憲案の「家族は互いに助け合わなければならない」の条項、家族に負担を強いて更に増える老老介護やヤングケアラー、介護殺人、介護心中
などの図式が頭に浮かんだ。
フィルマークスではやけに評価が高いがこの映画は自民党支配下の現代では、非常に危険なプロパガンダになり得ると思う。
れいわや日本共産党の政権下ならまだしも、自民党支配下でこの映画のメッセージは非常に恐ろしい意味を持つ。
特権階級以外は病気になったら死ねと言っているようにしか見えない。
貧富の差に関係なく誰でも最高の医療を受けられるべきだし、皆保険制度が日本の素晴らしさだと思う。
こういう医療観の医師が若干名はいても良いが、標準医療(薬を使って治す、できる限り延命をする、看取りや介護は病院で行う)が絶対にスタンダードであるべきだ。
この映画に高評価を付けているユーザーは熱心な自公維の支持者か自己責任論者か何も考えていないただの馬鹿だと思う。
安倍晋三や麻生太郎が泣いて喜びそうな自民思想の気色悪い映画だった。