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けったいな町医者のsnatchのレビュー・感想・評価

けったいな町医者(2021年製作の映画)
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ひとくくりの終末期の老人たちではない。長い人生を生きてきた敬うべき愛すべく人間としてひとりひとり映っている。

正直に書きます。私も普通に死にたいと思った
食べるものは口から入れて…オムツになるのは嫌だ…でもいつか誰かの手を借りなければならなくなるだろう…でもどうにか自分の家でマイ布団を死守して、あの世に行きたい…

もちろんどのように死ぬかは分からないし、さまざまな病いと治療延命方法があるし、ひとりひとり違わなければならないはず。終末期の向き合い方も介護も本人や家族の関係事情で皆んな違う。

ただ、大病院の勤務医を辞めて開業医となり長年在宅医療と向き合ってきた長尾和宏氏が行きついた痛くない死に方の意味を知っておいた方がいいと思う

私は以前、仕事関連で延べ100人近いの医師の問診のやり方を見た事がある。
残念ながら、自分の親や自分を診てもらいたいと思った医師は片手ほどしかいない。
それは患者の方を向いて目を見て傾聴できる医師だ←そうすると患者は待ち時間覚悟で病院は収益に影響してしまうのだが😞
今の日本の病院では、そうした志しがあってもなかなか実現できない現状がある。

薬漬けの問題点も深く頷いた。自分の親がどんな薬を幾つ飲んでいるのか、どんな副作用があるのかは知っておいた方がいいです。

感嘆も含めボロボロ涙が出てきたが、1番楽しかったのは全員がそうではないらしいが🐙関西の方は医者も看護師らも患者も家族もツッコミを入れるから深刻な現場でもいつも笑いがある←これがすごくいい‼︎いつか棺桶に片足ツッコミそうになっていたら私もこうしてね‼︎😆
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