終始一貫「不愉快」を感じながら見終えました。
それぞれが週一で同じ男と逢瀬を重ねて三年。男の死を持って初めて自分が男を独占していなかったことを発見して…。
彼女たちは三年間、他の人に心変わりすることはなかったのかしら? 精子バンクに夢を託して、自身の知らぬところで自身が関わった生が続いていくことを肯定的に捉える、なんとなれば「美」を感じる、そんな人に想いを抱き続ける人の心がわからない。
死の直前、律儀にそれぞれの女性と温泉に遊びに行って、同じポーズで写真を撮った、その彼の写真映りのケッサクさだけが救いの映画でした。