truth 〜姦しき弔いの果て〜の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「truth 〜姦しき弔いの果て〜」に投稿された感想・評価

磨

磨の感想・評価

3.7
堤幸彦監督の50作目作品。

ある男性が事故で死亡し、その葬儀の夜に鉢合わせした[元ヤンシングルマザー、セレブ医師、美しい受付嬢]の3人の女性。その彼女たちの激しく姦しい本音バトルを描く会話コメディ。

きっかけは[受付嬢]役である女優・広山詞葉。彼女が文化庁の“文化芸術活動の継続支援事業”の存在を知り、同じくコロナ禍で仕事を失った2人の女優を誘って堤監督に相談し実現に至ったそう。予算は文化庁の助成金だけの700万円、2日間で撮影されたという脅威のインディーズ映画。
カメラや照明などのスタッフは「堤組」が参加し、お相手の男性役である佐藤二朗は写真と音声のみの“忖度出演”との事(笑)

様々な背景を鑑みると手放しで応援したくなっちゃうけど、それでなくとも普通にクスクス笑えて面白い。下ネタ満載だけど、ただ下品というわけでも無い絶妙な会話劇。タイトルもしっかりラストで回収。

好き嫌いは分かれそうだけど個人的には結構お気に入り作品。71分は無駄なくスッキリ。大手配給会社やスポンサーも無く、忖度なしで(佐藤二朗氏は出演理由は除く笑)監督や出演者の熱意で作ったからこそ面白い映画が作れたのかも?
国内の映画スタッフを集結させた嵐の映画の直後が本作というのも、この監督らしいと思う。
nakatsugi

nakatsugiの感想・評価

3.7
一幕ものの舞台をそのままライブで記録した感じ。予算もあると思うのでやり方自体はわかるが、舞台の芝居の温度感と映画の芝居の温度感の違いが、いま一歩デリケートに意識されていないように思えた。アイデアは面白いので、ラストにもうひと工夫欲しかったな。
閉鎖的な密室の地下室である誰かの1番になりたく罵り合いながら手を繋ぐ姿は、この閉塞的なコロナ禍で観客に向き合う創作する人たちの状況に重ねながら観ていた。
終始一貫「不愉快」を感じながら見終えました。

それぞれが週一で同じ男と逢瀬を重ねて三年。男の死を持って初めて自分が男を独占していなかったことを発見して…。

彼女たちは三年間、他の人に心変わりすることはなかったのかしら? 精子バンクに夢を託して、自身の知らぬところで自身が関わった生が続いていくことを肯定的に捉える、なんとなれば「美」を感じる、そんな人に想いを抱き続ける人の心がわからない。

死の直前、律儀にそれぞれの女性と温泉に遊びに行って、同じポーズで写真を撮った、その彼の写真映りのケッサクさだけが救いの映画でした。
3人それぞれに共感。
率直な言葉の応酬や後半の展開に、女性としてはグッと考えさせられる場面も多いけれど、笑いあり、ホラーあり、鑑賞中は考える隙を与えてもらえませんでした。笑
71分と短かめの作品ながら、濃密すぎてお腹いっぱい。女優陣の怪演の中、二朗さんの声や表情になんとも脱力してしまいました。
1シチュエーションで、舞台を観ているかのような不思議な感覚。とってもおもしろかったです!
舞台で演じても面白いと思うけれど、やはり映画ならではの映像、カメラワークでたっぷり楽しめた。
ストーリーと映像シーンは極めて簡単な中、3人の女性たちの個性それぞれの描き方が、わかってはいるけど上手くて面白い。
何も考えずに素直に楽しめる肩の凝らない佳い作品。
まさ

まさの感想・評価

3.7
足を運んだ上映館でたまたま舞台挨拶付きで上映していて、面白そうだったので急遽鑑賞。事故死した男の遺された愛人女性3人の会話劇。男の部屋で終始ストーリーが展開する舞台モノのような作品。なかなか面白い作品だった。女医に受付嬢、シングルマザーと個性的な3人が、私が一番の女だった的なマウントを取り合う。散りばめられた下ネタ、それになんと言っても、取り合いされてる男が、佐藤二朗ってところからして、おふざけ感満載な作品。最終的にストーリーは思わぬ方向に展開していく。上映後の舞台挨拶では、監督と出演した女優3人が登壇。聞けば、この女優の一人が本作の発起人という。コロナ禍で活動の場がキャンセルや延期などで限られていく中、文化庁の助成金案件を目にして思い立ち、友人である他2人の出演女優に声を掛けたものらしい。彼女たちの熱意に監督も引き受け、彼女たちが、本作の出演者兼プロデューサーとして制作された。コロナ禍の中、そして低予算で大変な過程で制作されたことがうかがえるが、楽しんでもらえる作品を作るためには、自分たちが楽しまなきゃという思いで作ったという。熱意と行動力もさることながら、その心意気も素敵。確かに楽しめる作品であったことは間違いない。
柴芋

柴芋の感想・評価

3.6
舞台見てるみたいで面白かった。タイトルの意味に笑った。下ネタ満載だけど、こういう会話女同士でするかなぁって点はあったけど、私は笑える。真弓みたいな女の子も居るし、最後は自分ならその道選ばないけど、3人が出会って良かったなぁと思うよ。でも、石野真子とか年代が 笑。堤監督はこういうのが好き。
hashiruiwa

hashiruiwaの感想・評価

3.0
下品で醜い女性版キサラギ。

ワンシチュエーションで会話劇なので、良くも悪くも舞台を観てる感覚。それにしても終始姦しい。不快感強めで笑えなかった。
Ikdytk

Ikdytkの感想・評価

5.0
シネ・ヌーヴォーで昨年末のシークレット上映にて鑑賞。
事故で急死した男性の部屋で出くわした女性3人の密室劇(密室喜劇)。
三浦有為子さんの脚本がまた見事、男性には絶対に書けない女同士のドロドロしたマウント合戦は、女性なら共感を呼び男性なら勉強になるでしょう。

プロデューサー兼主演の3人の女優さんの演技合戦(三者三様のアンサンブル)も見もの。美貌の受付嬢を演じる広山詞葉さん、元ヤンのシングルマザーを演じる福宮あやのさん、セレブ女医を演じる河野知美さん、女の可愛さ怖さ愚かさを見事に体現しておりました。特に河野さんは怪演で...。
これ舞台化しても絶対面白いと思います。

監督作品50作品目がインディーズ映画なんて堤監督カッコよ過ぎ!

2022/1/9 シネ・リーブル梅田にてリピート鑑賞。
カット割とか細部に気を付けて観るつもりが早々と物語に引き込まれ、二度目でもそんな事どうでもよくなってしまう面白さでした!

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