アッちょむ

クライモリのアッちょむのネタバレレビュー・内容・結末

クライモリ(2021年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

Filmarksオンライン試写会で観賞。

約110分という比較的コンパクトな作品で、テンポがよく見応えがあった。

6人の男女が森で遭難して、1人ずつ居なくなる展開はありがちのようにも思えたが、サクサク命を落としていき、間延びせずに次に繋がっていくのは非常に気持ちがよかった。

森の中に住民が潜んでいる様子は、やや樹海村での既視感を拭えなかったが、自家製罠には男心がくすぐられる手作り感があって十二分な見どころとなっていた。

ジェンパパは、見応えのある復讐劇を見せ後半の主役をかっさらっていくのかと思いきや、the foundationの洗礼を拍子抜けするほどあっさりと受けてしまい、あのプロローグはなんだったんだとも思えたが、ここはやはりジェンの"強さ"の対比となるためにも必要であった。

"強さ"という点では、序盤から車のパンク修理などジェンの頼もしい姿というのは随所に見られており、上手な魅せ方だったと感じる。ただのガールズパワー(笑)ではない証明だった。

ジェンとジェンパパがthe foundationを出る際にダリウスが発した「(ジェンが)前の生活に戻れるのか」という問いには、森からの逃走劇やホームタウンに帰ってからのジェンの脳内復讐から、観客に分かりやすく答えを提示しているのが作り手側の優しさを感じた。

個人的には、救いのない終わり方をするのかと思いきや、クレジットの最中までしっかりジェンの"強さ"を見せつけてくれて、気持ちのいい終わり方をしてくれたのは好みだった。
the foundationがどうなったかは分からないが、ぜひジェンとルーシー、そして孕ってしまった子どものその後を見届けたいので続編が期待される。