けーすけ

クライモリのけーすけのレビュー・感想・評価

クライモリ(2021年製作の映画)
3.7
ジェンら男女6人はアパラチア山脈をトレイルしていた。南北戦争時代の遺構を探す為にルートを外れた彼らは突如転がり落ちてきた大木にてケガを負い、不幸にも1人が亡くなってしまった。残った5人は山から下りようとしたが、謎の罠や不気味な衣装をまとった人物に襲われ・・・





スティーヴン・キング氏も絶賛したという『クライモリ』シリーズのリブート版。『バイオハザード シリーズ』の製作陣が関わったホラー映画との事ではたして。

ホラー映画が苦手ですが、オンライン試写の縁がありましたので鑑賞してみました。
タイトルから幽霊やらゾンビが出てくるゴリゴリホラーかと勝手に思ってましたが、『ミッドサマー』や『バクラウ』的な「人間コワイ」のお話。過去作知らなくても全然問題ない作り。

そこそこグロめで殺人、人体損壊描写もガッツリあります。ただいきなりのビビらせはほぼ無かったです。


ホラーもので、男女たちが山奥でとなると所謂“陽キャ”なパーリーピーポーが襲われる的なベタなイメージがありますが、本作ではそこそこに頭のいいどこにでもいそうな男女たちが主役。同性愛カップルがいたりで多様性も現代ならではな表現でしょうか。


前半は逃げ惑う森の中で、落とし穴やトゲの突き出た塊などの痛々しいトラップ。そしてチラチラ現れる謎の人物など、良いテンポで世界観に引き込んでいってくれます。

中盤からは襲ってきた人物たちの正体が明かされ、主人公グループは究極の選択を強いられることに。

ちょいちょい設定に「?」となる部分はありましたが、それでも不気味な怖さでグイグイと引っ張っていく展開に終始ハラハラドキドキさせられました。


「そういう終わり方なのね」と思いきやまさかの展開もあり、ラストシーンから繋がるエンドロールの見せ方が最高にキマってて大好きな感じでした。



主人公の女の子・ジェンを演じるのが「世界で最も美しい顔トップ 100」にランクインするシャルロット・ヴェガ。たしかにめちゃ美しい。そんな美しい顔が血にまみれたり、徐々に逞しく強くなっていく感じが最高でした。


上映館少ないようですが、個人的にはかなり面白かったので、(ホラーが苦手でなければ)観る機会があればオススメできる一作です。


2021/10/13(水) オンライン試写にて鑑賞。
[2021-080]