このレビューはネタバレを含みます
qハイキングコースから外れた若者６人が罠だらけの森の奥から戻ってこれなくなるスリラー。
2003年の同タイトル作の現代版とのことですが、2003年がもはや現代でないことに多少の衝撃を受けつつオンライン試写会にて鑑賞させていただきました。
ありがとうございます。Filmarks最高です。
作品自体も衝撃的で、どう見ても「クライモリ」じゃなくて「ミッドサマー」のリブートというサプライズ。
こちらのニューホルガ村の村長は狩猟民族のコスプレさせられたビジネスマンみたいな雰囲気で凄く違和感、じゃなかった斬新。
この際ネタバレしちゃうけどオリジナル版の顔とも言うべき異形の追跡者（マウンテンマン）出てきません。
気持ち悪いマウンテンマンに追われる恐怖と薄着のお姉さまがキャーキャー言ってるのがオリジナル版のウリだったと思ってますけど、どちらも捨てるという潔さ。惚れそう。
「13日の金曜日でジェイソン出てこないのと同じ」とか
「エルム街の悪夢でフレディ出てこないのと同じ」とか言っちゃだめ。
また、時代の流れでしょうけど序盤は登場人物の多様性（肌の色や同性愛）をアピールしている感があって凄く退屈、じゃなかった意識の高さを感じます。
おかげでＢ級特有の下品さを感じません。
そんなリブート版ですが、オリジナル版を彷彿させるところが一つあって、それは酒場にいる胡散臭いおじさん。
ベタすぎてオリジナルで森の入口のスタンドにいる歯が一本しかないおやじを思い出させてくれました。
あの人を含めてオリジナルのインパクトを再認識できます。
