サクラダ

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYのサクラダのレビュー・感想・評価

3.8
デビューアルバム
「そよ風の贈りもの」
の驚きは今でも鮮明に覚えてます

それまでも歌唱力抜群の歌手はもちろんいました
ドナ・サマー
ダイアナ・ロス
等々その他多数…

しかし!
それらをかなり凌駕する
圧倒的歌唱力だったので
それそれは鮮明に覚えてます

透き通るような歌声

天まで届くような
突き抜ける高音

まさに天使の歌声
正真正銘の
まごうことなき
プリンセス(歌姫)
でした

デビューしてから一気にスターダムへ駆け上がったのは
必然でした

日本ではホイットニー・ヒューストンと言えば映画
「ボディーガード」
で一気に有名になりましたね
あの有名すぎるテーマソングは
当時から今でも結婚式の定番になりました(実は別れの歌詞ですが😅)

物語は天才プロデューサーに見出だされデビューからテンポよく描かれています
最初はあまりにテンポが良すぎて 少し薄っぺらい?ように感じました

やはり売れっ子の宿命であろう

天才ゆえの
悩み
孤独
プレッシャー

を描き始めた辺りから
急にトントン拍子のスター人生にブレーキがかかります
それからの濃密な描き方は見事でした

ボビー・ブラウンと結婚
クスリに溺れ
次第に命を削るような
生き方へと…

なぜアメリカに限らず大スターたちはみんなクスリに溺れるのか?
あんなに大成功して
富も名声も手中にしてるのに
と思うけど
やはり天才売れっ子ゆえの
孤独
プレッシャー
周りの裏切り

等々私たちが思うほど
決して楽ではないのでしょう
ほぼほぼみなクスリや酒に溺れて 身を滅ぼしてる方が多数…

その後ホイットニー・ヒューストンの人生がどうなったかは
皆さんご承知の通りです
最悪なのはひとり娘さんまでも…

ホイットニーの人生
歌で開花し
歌で身を削り
歌で身を滅ぼした
かどうかは図れませんが

あの父親はどうにもこうにも
許せない毒親の見本のような
父親でした
スターの親はこの手の毒親が多いのは 最初から毒親なのか
途中から💰️に目がくらみ
毒親に変わるのかは知り得ませんが
なんとも悲しいものです

しかし
お母さんはもちろんですが
プロデューサーのクライヴさん親友であり恋人でもあったロビンさん等
本当にホイットニーのことを想う善い人たちに囲まれていたのも事実😌


脚本はボヘミアン・ラプソディーの脚本家と同じなので 
映画の構成のしかたは
ソックリでしたね
ボヘミアン同様見事な演出でした

主演のナオミさん
ホイットニー・ヒューストンのデフォルメ版と言っては失礼かもですが😅
本当に見事な演技でした!!
完全にホイットニーになりきっていましたね

最後の復活の舞台は
圧巻❗でした👏


余談ですが
昨今は
クィーン
から始まり
エルトン・ジョン
エルビス・プレスリー
ホイットニー・ヒューストン
と伝記的映画が盛んになってきてます
おそらく今後
カーペンターズ
デヴィッド・ボウイ
あたりを映画化するやも知れぬ
が!

やはり
本丸は

マイケル・ジャクソン
ザ・ビートルズ

でしょう!
是非とも観てみたいものです!
ただし!
この2組を演じる役者さん(特にマイケル・ジャクソン)はかなりのプレッシャーでしょうね😅

それと脚本監督
を誰がやるのか?
そこも重要です

ドキュメント映画とは違い
良い脚本
良い監督
良い役者が演じることによって
より深く 身近に感じることができ 新たなファンも増える可能性もあります

なので
否応なしに期待してしまいます😎
サクラダ

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