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科捜研の女 -劇場版-のKEITOのレビュー・感想・評価

科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)
3.2
川井憲次のテーマ曲マジでテンション上がる😆

京都、ロンドン、トロントなどで、科学者が高所から次々と飛び降りる連続変死事件が起きる。犯罪であることを裏付ける物的証拠が出てこないために自殺として処理されそうになるが、京都府警科学捜査研究所の榊マリコと捜査一課の土門薫刑事、解剖医の風丘早月教授らは事件だとにらみ独自に調べを進めていく。

『科捜研の女』シリーズはドラマはめったに観ません。なので熱心なファンではないことをご了承ください。ただ自分のような観客にもわかるように、登場人物が出てくるたび名前や役職が出てくるため初見でも問題ないかと思います。でもやっぱりキャラクターの細かい繋がりは微妙にわからなかったです。

本作は『相棒』の劇場版のような映画ならではのスケールはそこまで大きくなく、ドラマの延長線のような感じ。正直ドラマの2時間スペシャルくらいの話です。謎の飛び降り事件も全世界同時に何十人規模で起きるわけではなく劇中では4人だし。でも逆にこれくらいの内容の方が安心感があっていいのかもしれませんね。

単純に「今の科学技術でここまでのことがわかるのか!」という驚きもあるし、スペシャリストたちが一致団結して陰謀に立ち向かうのはシンプルに燃える。でも仕方ないとはいえ検証シーンは画的にどうしても地味。ここを盛り上げるのはやはり前述した川井憲次のテーマ曲ですね。

ただトリックがちょっと弱いというか、誰が送ってきたかわからない小包を本人が開けてしまう保証は無い気がする。そのまま警察に持っていかれたらアウトだし。でも同じ科学者vs科学者の対決はそれぞれの思惑がぶつかって良かったと思います。どうでもいいけど蔵之介の「あんた方、京都府警ですよね?何回東京に来れば気が済むんだ?」はその通りでちょっと面白かった。

脚本の人が劇場版コナンを手掛けているので、コナン同様に長年のファンが安心して楽しめる作品だと思います。しっかり観光映画の役目をしているのも良かったし、二人目の被害者が飛び降りた時に傘が舞う演出も好き。ハリウッド映画など大作映画を観ている合間の箸休めとして鑑賞するのも良いと思います。