1866年、イギリス・マンチェスターに住む少年レイの元に小包が届く。差出人は父と共にアメリカに渡りオハラ財団で研究活動をしている祖父からで、中身はボール状の機械と手紙であった。手紙には、父は死に、そのボール状の機械「スチームボール」を誰の手にも渡してくれるなとあった。財団を手が迫る中、無事逃げ延びれるか、、、みたいなお話。
「アキラ」で有名な大友監督作品。
ですが、色遣いがやや古臭いんですよね。
もう少し鮮やかな色調の方が綺麗なのになぁとか思っちゃいました。
おかげて、全編通して暗い感じが否めません。
ストーリーはまあ、ありがちな冒険譚で、よく言えば王道、悪く言えば先の陳腐で、展開が読めてしまいます。
本業の声優さんではなく、俳優さんを多数起用したキャスティングは悪くないです。
特にスカーレット役の小西真奈美がかなり可愛らしいですね。
後日譚や続編ぽい部分をエンドロールにしたのも面白いですね。観入ってしまいました。
冒険譚としては王道だし、
スチームパンクも嫌いではないですが、
なぜか惜しいと強く感じてしまうのは、
傑作「アキラ」と同じくらいの期待に起因しているのかも。