無垢な少年発明家が｢スチームボール｣を巡って、祖父や父親や国から翻弄されまくるお話。出てくる機械たちは、とても蒸気の力だけでは動かないでしょというようなとんでもメカだらけなので見応えは｢AKIRA｣並にあると思う。
時代設定だけに｢戦争、兵器開発｣がテーマにされているが、大人たちに共感できてしまう現代の自分がいて、少し複雑な気持ちになった。
あと登場人物が、もれなく全員頭のネジが外れている。ストーリーも中々にブッ飛んでいて真面目なのかコメディなのか分からん感じ。自分はそこが凄く気に入った。
スカーレットというキャラが特に好きで、最初は高飛車で嫌なイメージだったが、どんどんクセになっていく魅力的なキャラクターになっていった。
エンドロールで後日談のような物が流れていたが、内容はよく分からなかった。続編とか作るつもりだったのだろうか。是非観てみたかったなぁ。
