もんてすQ

スペンサー ダイアナの決意のもんてすQのレビュー・感想・評価

3.0
故ダイアナ妃が皇室で過ごした数日間を描いたドラマ
ダイアナはイギリス皇室に適応できず、精神的に問題を抱えていたらしい

そもそもダイアナ妃って私が幼稚園児くらいの時に亡くなってるので、個人的にはあまり思い入れがなかったから「こんな感じだったんだ」と初めて知ることが多かった
冒頭、畑の中のカカシを目指してヒールで突っ切って行くシーンを見て「この人普通じゃないんだ」と思った

クライマックス?あたりのアンブーリンの亡霊みたいなのが現れて、ダイアナの走馬燈(?)が始まるシーンとか全く意味がわからなかった
あと会話シーンでダイアナがいちいちキメたドヤ顔で皮肉を言ったりするシーンが多いのも何か微妙で、ぎこちない感じやわざとらしさがあったように思う

良かったところは誰もダイアナの敵ではないと描かれていたところ
元兵隊の執事?みたいな人も、エリザベス女王も、そして皇太子もダイアナを憎んだり嫌ったりしているわけではなく...
じゃあ彼女を苦しめていたのは一体何だったのかと言えば、皇室の制度や歴史そのものと言うか、実体が無いのにみんなが従ってしまっている”空気感”みたいなものじゃなかったんじゃないだろうか
こういう身分が高い人たちほど《主人のいない奴隷》になっていると思う

本作は空腹で見たので、あの冷蔵庫で食い漁るシーンは堪らなかった
映像や美術、衣装(提供:シャネル!)などはすごく気合が入っていた
クリステン・スチュワートのヘアメイクは日本人女性が担当
「ダイアナとクリステンはあまりに髪質が違うので、ウィッグを使用した」とのこと
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