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ホロコーストの罪人の綛のレビュー・感想・評価

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)
3.7
ふぅぅうう、息苦しい。これは現実に起きてたって考えたり、感情移入する度に苦しくなる。
腸が煮えくり返る、悲しい、苦しいとかそんな言葉が可愛いぐらい、恐ろしくて残酷で心がえぐれる。

平和な世界にいる私は、どうしても加担せざるを得なかった人(しなかったら自分や家族が危険とか)を責めることは出来ひんねんけど、、
どうしても、よくこんな恐ろしく残酷なことが出来て、普通に生活が出来るんやなと思ってしまう‥
喜んでやっとるクソ野郎共は、ほんまに、あれは人ではない何か。何が面白くて何が楽しいのかほんまに分からない。分からない事が当たり前で幸せやけど、あまりにも理解出来なくて恐怖。
普通は、する側の精神も崩壊する。


〜ネタバレ気味〜

逃げてきた先でまた迫害を受けるってほんまにどうしようもない。
とにかくどうにか逃れてほしいって祈るしかなくて、たった1日とか逃げる国とかの選択で、逃れられるか運命が大きく変わったと思うと、ほんまに苦しくて疲れる。

家族がほんの一瞬でも再会したシーンとか色々泣いてしまう‥地獄しか待ってないから、あの心が復活する一瞬がどうか永遠に来てくれって泣いてしまう。


〜話それるけど〜

このジャンルは、私がみたくて私が知りたくてみてるんやけど、
その度に、心がえぐれてしんどい、感情移入することを拒絶したいって思うから、
そこまでしてみることに何の意味があるんやろうって思ってしまってた。

(自分がみたくて知りたくてなのは置いといて)
みたから知ったからと言って、何か行動を起こすわけではないし、なんなら時間が経ったらコロッと忘れてる。
何の、誰の、私のためにすらもなっていないんちゃう?って思うぐらい。
けど、現実に起こったこと、あれを見て何か感情が動かされて、誰でもああいう残酷な事が出来る可能性があるから、とか意識することだけでも‥

何も行動を起こさないような私みたいなのが、意識するっていう、そういう人が増えるだけでも何か防げるかもしれんし、何かが変わるんかもしれんなぁと。
それやったら、これからも知りたい!みたい!の欲求のままにみていきたいなと思った。
苦しくて心がえぐれるけど、知ることはめちゃくちゃ大事なんやわ。
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