適当に新しい敵キャラが出てきて倒す軽いスピンオフかと思っていたら予想外にヘビーなストーリーでビックリしました。
ずっと戦い続けてきたアークが象徴する悪意ではなく正義ともう一つの正義がぶつかるときにこそ大きな破壊が生まれるという問いかけはイイです。
人間の正義に対するもう一つの正義としての滅亡迅雷・netをフォーカスするのも理解できますがTVシリーズの決着を相対化してしまったようで微妙にモヤモヤしてしまいます。
伸び伸び育つ子供を見守るイイお兄ちゃんとお姉ちゃんと厨二病を発症したお父さんの様な滅亡迅雷は良かったです。
4人合体版の仮面ライダーWみたいな仮面ライダー滅亡迅雷の設定はいいですがデザインはイマイチ。
何か峰不二子みたいなポジションになっているアズがイイです。
ザイアの社長はオモロい人しかなれないのかと思うザイア本社のCEOのアークランドが馬鹿馬鹿しくて良かったです。
今時「カモン、ボーイ」とか言ってボクシングスタイルをとるアメリカ人描写が凄いです。
仮面ライダーザイアの必殺技「CEOデストラクション」のバカっぽさが最高です。
まさか「仮面ライダーバルカン・バルキリー」に続くのにビックリしましたが、次作では名勝負、名言製造機の不破さんの活躍に期待したいです。
