サスペンスというウリだけどサスペンス感もヒネリもゼロ。これはデンゼルワシントンとラミマレックとジャレットレトの3人の売れっ子役者がウリの映画。この配役じゃなきゃ、見るとこない。途中、じじいの貫禄出たデンゼルワシントンがモーガンフリーマン演じるサマセット刑事に、正義に燃える若きラミマレックがブラピ演じるミルズ刑事、そしてあやしい人心掌握者ジャレットレトがケビンスペーシーに、最後の荒廃地含めて、『セブン』へのオマージュかのようなセッティングに見えてきた。しかし、セブンより、サスペンス感もストーリーも弱い。ただ、プロップスはセブンなみに良かった。以上。
