太郎丸

アフリカン・カンフー・ナチスの太郎丸のレビュー・感想・評価

5.0
アフリカン・カンフー・ナチス 鑑賞
ヒトラーと東條英機は実は生きていた!2人はアフリカ(ガーナ)を支配しようとカンフーを大会を開く…という素敵成分しかない映画!これぞB級映画!

愛に溢れたネタ映画…なのですがアクションは現地のスター役者さん揃いとの事で生身のスーパーアクションが楽しめて非常にお得!!

本編随所で使われる、タイトルのコール。アフリカン〜カンフ~ナチスー!
3つそれぞれ分けて繰り返したりする使い方、やたら発音が良い事等、作品への愛を感じると共に面白かったです。

監督演じるヒトラーの熱の入った演技、東條英機も良き(っぽい話し方や急に雑になる人物紹介など面白い)
また、監督の趣味・愛(であろう)キャラ、酔拳と三本指の師匠も非常に濃いキャラで好き!三本指師匠の謎の大声笑いは印象に残るし、酔拳師匠の腹の出てる(本当に露出してる)感じも素敵。

ガーナの人の字幕が関西弁仕様という珍しさも、ざっくばらん感やギャグ・面白さが良かったです。特に後半出てくる謎の巫女さんの喋りは爆笑もの。

笑えるネタとキレのあるアクションでスカッと楽しい映画、そして何より酒飲みたくなる映画でした!ラブアドンコ!

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舞台挨拶にて監督と東條英機の役者さん(監督の友人)のお話がきけたのも非常に良かったです!!
ヒトラーを徹底的に笑い・ネタとして茶化す事で、ヒトラーの神格化や憧れをやめさせる(ドイツでは教育の機会が少なく、若者がそうなりがち)事も考えてた、この映画はふざけてるけど、100%じゃないよ!という監督の言葉は響きました。

後は楽しい撮影エピソードや、劇中で激推しされてたお酒にまつわるエピソード、映画への愛も聞けて大満足。
サイン会や撮影まで丁寧にこなしてくれてほんと素敵でした。推していきたい作品と監督たち!すき!!!
太郎丸

太郎丸