タフで感情豊かで溌剌としている、めちゃカッコ良い"女性チーム"の面々がとにかく最高で素敵な作品でした。
対比として描かれる夫連中の、みみっちくて情けなくてしょうもない姿も痛烈。
それまで陰ながらチームを支えていた妻たちがチームの一員として立ち上がるシーンと、真っ昼間の"お茶会"シーンが個人的には特にナイス。
ウジウジとどうしようもない夫連中の妨害からチームを救うべくパピーの取った作戦も、倫理的に最っ低だけれど最高に笑いました。
ラストの着地のモヤっと感には一瞬疑問を持ったものの、女性に対する不当な扱いは現実にまだまだ存在する訳で、それを考えると"大きな変革には未達だが、彼らのコミュニティ内では確かに何かが変わった"という塩梅も結構絶妙ではあるかなぁとも思ったり。
ただ、ステファニーが最後全部引き受けるのはどうなんだという事はどうしても引っかかってしまいますね。そりゃ最高にカッコ良いけど、あんまりじゃないかなぁ。
劇中描かれる地元の面々で構成されるサッカーチームの密接なコミュニティ感に、とても魅力的で楽しそうだなぁという憧れも発症いたしました。
