青二歳

ジーザスの青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

ジーザス(1979年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

ルカによる福音書をベースにした“映像の聖書”。各国語に翻訳され58億人が観たという宣伝コピーの本作。filmarks上では現時点で4mark。さすがクリスチャン人口1%を下回る日本(`・ω・´)bいやいや58億って数字がおかしいのでは?
“ジーザスフィルムプロジェクト”のHPに「トンブクトゥ(アフリカ)からタラサ(オクラホマ)、東京まで、映画“ジーザス”を通して日々神の言葉が人生を変えている」とありましたが東京は外しておいた方がいいんじゃないでしょうか。
えー、実はこれキャ○パス・ク○セード・フォー・クライストというプロテスタント系の団体が作った映画みたい。以下この辺についてはノーコメントで。

宗教学者を動員したって話がある福音書の大作は“偉大な生涯の物語”('65)と今作の79年版でしょうか…今作も弟子たちの台詞が各々ありますね。またロケは全て聖書の通り現地撮りとか。wikiによると当時カナンの地に存在しないユーカリの木、電柱、もろもろ全部引っこ抜いて聖書の再現にこだわり抜いたらしい。本当かい。ただ、そういう触れ込みの割には非西欧的世界の色味は薄め。
うーん…ロケ地の確認もしようがないんで、本編観る限りの特徴だと…とりあえず①ルカ伝をベースにしていること(だから珍しく少年イエスが登場します)、②著作権がハリウッド大手ではなく宗教団体に帰属していることですかね。イエスは過激派ではなく悟り系フェイス。ほか強いて言えば特撮が1927年“キングオブキングス”や、1935年“ゴルゴダ”等々戦前のよりモサイ。あと珍しく豚のくだりがある。聖書でも謎な箇所だったけど映像化したら余計分かりにくい感じに。
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