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帝銀事件 死刑囚のJumblesoulのレビュー・感想・評価

帝銀事件 死刑囚(1964年製作の映画)
3.0
戦後のグレイ・ゾーンだった期間の、実際にあった怪事件の映画化作品。
松本清張が書いた実録小説も興味深いものだったが、この映画はGHQの介入の件は少し流す程度で、平沢貞通という人物に焦点を当てたものになっている。
平沢を演じる信欣三の怪演が凄い。そして事件現場や警視庁捜査本部に詰める新聞記者達の人数が半端ない。
結局事件の真相を検証するのではなく、関わった人々の群像劇になってしまった点は不満が残る。
生き残った銀行員の笹森礼子と、新聞記者の内藤武敏の恋愛話は不要だった。
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