狭須があこ

漁港の肉子ちゃんの狭須があこのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
4.2
タイトルも全く聞いたことなくて、友達に誘われたときにフザけてるのかと思って一回聞き返した

私はベイマックスをフェチ映画として見てしまう人間なので、肉子ちゃんにもグッと来る層が居るわこれ…と思いつつ、ギリギリで彼女のキャラが丸ごと好きという健全な気持ちが勝ちました。この映画に感じた良さは、8割くらい肉子ちゃんのインパクト。

一緒に行った友達は先に原作を読んでいたそうで、「キクコちゃんの心情まわりの描写が足りない…なんでこんなコメディタッチに?」となっててなんとなく察した
情報量詰め詰めなのに、それでも情報量が足りないことが理由で悪者に見えてる人がいる気がする。

ただ、独特の進行でお笑い日常ファンタジーになってることで、詰め詰めが本筋をサラッと隠していた。
小説どおりではないんかもしれんが、物語を上手いこと捻って映像方面に変換したな、アニメ映画を使いこなしとるな~、と思いました。

食べ物のおいしそうに力をめちゃくちゃ入れていたり、小学生の生きる世界を描く映像表現、こだわりだなぁ~
私も一緒に変顔してぇ~
トトロネタが少なくとも5回出てきたが、あれは…あれはなんだ?

エンドロール後のやつはちょっと萎えました。しつこい…エンドロールで見た…
せっかく、登場人物たちを興味深く見てきたとこだったので…

すべての価値観にぜんぶ同意はしないけど、頑張って前に進もうとしてる色んな人達が、私は好きです。
狭須があこ

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