ブタブタ

漁港の肉子ちゃんのブタブタのレビュー・感想・評価

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)
1.0
不幸をエンターテインメントとして楽しめるのは不幸な家庭で育ってない子供だけだろうな。
絵に描いた不幸を「いい話」や「コメディ」として消費出来るのは不幸を経験してないからだと思う。
伊集院光氏がラジオで本作を凄くいいって言ってたけど矢張り伊集院光氏は「ちゃんとした」両親の元で育った人間なのだと思った。

この日本及び日本人という人種は「お人好し」が美徳とされる文化や思想により多大なる被害を被っている。
旧統一協会や自民党の連中にここまで好き勝手されていい加減頭に来ないのか?
フランスだったらとっくに革命が始まってるぞなもし。

まずcocomiさんの芝居が上手い。
声優としては茅野芽衣の一万倍くらい上手い。

「騙すより騙される人になりなさい」って言う人間は決して自分が騙される方になるとは思ってない。
要は無責任な人間である。

オープニングの肉子ちゃんが男に次々と騙されるくだりを許容出来るか出来ないかでこの作品の評価は変わってくる。
自分は出来ない。

明石家さんまプロデュースで主演は元嫁って公開前は吉本芸人のおべんちゃらやくだらない宣伝だらけで一生見ることは無いと思ってたけど。

西加奈子の現実の親は「ダメ」何だろうか?
もしかしていいとこのお嬢さんで親は金持ちで両親ともに「マトモ」な人間だったりして?
だとしたら許せんし、恐らくはクズ親に育てられてはいないと思う。
もしダメ親の元で育ってこんな小説書けたとしたら完全なサイコパスか何かだと思う。
西加奈子の小説は一冊も読んでないし本人にも興味ないので知らんけど(あの人はインタビューとかで自分の事ペラペラ喋ってそう)

西加奈子の顔が嫌い。
別に顔の作りがどうのと言うわけでなく、あの顔でやたらとドアップで本の表紙とかに写真を載せてるところが。
やたらと自分が前に出たがる作家は嫌い。

肉子ちゃんて「クリーチャー」だよね。
トトロとかドラえもんとかあんな感じ。
だから何しても許されるし、どんな目にあっても笑いになるとか思ってない?
コレが肉子ちゃんが超絶美人だったら単なる不幸話にしかならないけど。

とにかく西加奈子の小説は一生読む事はないだろうな。
この女(失礼)が書いた本一冊も読んでない時点でここまでこの女(失礼)が嫌いになるとは思わなかった。

トランスジェンダーの人がトランスジェンダーを描く映画について嫌な気持ちになるのがやっと理解出来た。
あの二宮くんの「チック、多動症、顔面神経麻痺症」について。
自分は小学生の時にこの顔面のチック、多動症で特に鼻を動かさずにいられない病気で親に「変な顔変な顔」ってからかわれて辛かった。
だから二宮君の変顔は笑えないし何でこんな演出するんだろって素直に嫌な気分になった。

「デブ」や「チック」を笑いにしながら「そういう人達も我々と同じです」臭を撒き散らしながら主役のcocomiはスレンダーな美少女なのは何ででっしゃろ?

あー嫌いやわー、西加奈子もこの映画も世の中全部嫌いになりましたわー。
みたいな気分になりました。
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