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マシュー・ボーン IN CINEMA 赤い靴のchaooonのレビュー・感想・評価

4.1
英国バレエ界の奇才、マシュー・ボーンが描く『赤い靴』の世界🩰✨✨

2016年初演のローレンス・オリヴィエ賞2冠に輝いたプロダクションでの映像化🎬
こちらは2020年1月のサドラーズ・ウェルズ劇場の公演を収めたもの✨

本当なら去年2020年6月に同プロダクションで来日公演の予定だったけど、コロナで中止💦
まあ、バレエは馴染みがなくて、行くかどうしようか迷っている内に中止になってしまったので、今回の映画化はありがたい🙏✨
生の舞台は観てみたかったけど、まだまだバレエはお値段も内容もハードル高いのでね😅
でも、予想を上回る素晴らしいパフォーマンスと色彩鮮やかな『赤い靴』の世界😍

予習もしたマイケル・パウエルの映画版を原作としたバレエ作品なので、概ねストーリーは同じでしたが、セリフが一切無くて、より抽象的な表現も多かったので、予習していって正解だったかも❣️

本格的なバレエの舞台は、映像でも今回がお初ぐらいだったので色々心配だったけど、躍動的なダンスと、感情豊かな表現の数々で、セリフがない分、ダンスが代わりとなって雄弁に語るというか、より激しさや情熱が増してる感じがしてよかったな🤤💕

初心者故に、バレエのイメージって『白鳥の湖』みたいな、クラシック音楽にチュチュ&白タイツで優美に踊る♪って感じだったけど、衣装もダンスも現代的❣️
だから想像より見易かった✨
衣装が特に通常の演劇やミュージカルなんかと変わりなくて、メガネをつけてバレエを踊るって結構衝撃!!!

変わって、『赤い靴』の劇中劇は、とてもファンタジック✨
かつ、少女に赤い靴を与える靴屋はスタイリッシュなスーツに、どこか妖しげな雰囲気で、映画版とは違った切り口ですごくモダンな感じだった✨

作曲家ジュリアン役のドミニク・ノースは衣装も手伝ってか、登場してすぐはインテリ風で華奢な感じに観えたけど、踊り出したらすごかった🤤
やっぱりバレエダンサーって繊細でいてダイナミック❣️
作曲や指揮もダンスで表現するのが斬新でよかったな〜✨

そしてこちらはマシュー・ボーンの代表作『白鳥の湖』で主役を演じたアダム・クーパーとの20年ぶりの再タッグでも注目の作品✨
アダム・クーパーも去年の秋に『雨に唄えば』で来日予定が中止で、こちらに関してはチケットを取っていたから、思いも一入🥺

燕尾服でバレエ団のボリス・レルモントフを演じる姿は実に渋い!
思ったよりダンスシーンは少なかった気もするけど、少し観れただけでも満足😌
そこに立っているだけでオーラ放ってる感じはあったな✨
他のキャストもそうだけど、セリフはないのにダンスや佇まいだけで、キャラクターの個性を存分に発揮していて、すごいなぁ🤔

『雨に唄えば』の来日公演は、来年にリスケ予定なので今度こそ生で観たいなぁ❣️
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