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マシュー・ボーン IN CINEMA 赤い靴のkeecoliquoriceのレビュー・感想・評価

4.9
チケット買ってたのにコロナで中止になった来日公演。

その舞台、ロンドンのサドラーズウェルズの公演の映像。ガーデンシネマの時、日程が合わずだったので、観られて良かった…。

レズ・ブラザストーン氏のセットも、美しくかつアッと胸高鳴る仕掛けがほんとに素敵。

この「赤い靴」、観るほどにいろいろ思い出してしまったなぁ。

1995年〜2000年、ロンドンに住んでいた当時、スワンレイクを観て、その美しさ、風刺を入れた物語性、個性的でチャーミングな振り付け、で、すっかり魅了されどっぷりハマり、友の会にも入ってたくさんの思い出があるAMP。

スワンレイクでは、チャイコフスキーの音楽って全曲シングルで発売したいくらいの名曲!と改めて感動した。友の会のボランティアしたりして40公演くらい観て、イントロから最後まで歌えるくらい覚えたよw

今回の「赤い靴」では、アダム・クーパー氏の変わらぬカッコ良さはもちろん、当時観たダンサーズのひとり、ミケラ・メアッツァさんだっけか、彼女も依然スッ!としててうっとりしました。

しかし、若いダンサーズは、めちゃパキパキ踊っててアスリートのようですな。

ロンドンで最初にスワンレイク観たのはピカデリーシアターだったけど、近くのダンキンドーナツで、リュック背負ってるアダムさんに遭遇したりしたのだった。その頃は、ロイヤル・バレエと掛け持ちして踊ってて、なんて人だ!と思ってたので、そのカジュアルさに驚いたり。

んー、またロンドン行きたいなぁ。。

コロナめ…

そうそう、映画の『赤い靴』は1940年代のコヴェントガーデンあたりが見れたりしてワクワクします。

立ててあるトゥシューズに、スポッと足が入り、あっという間にリボンが編み上がっていくショットは、初めて見たときびっくりしたなぁ。長い年月を経て、テレビで放送され、録画したのをスローで見て、「やはりこうなってたか!」と、またびっくりしたり。
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