チェックメイト

シャドー・ディール 武器ビジネスの闇のチェックメイトのレビュー・感想・評価

2.8
事前情報なしで見た。想像と違った。
ポスターから勝手なイメージでもっと末端ビジネス現場の話しかと思ったが、国家間の武器ビジネスと政治のドキュメンタリー。

戦争があるから武器をビジネスにするんじゃなくて、武器ビジネス拡大のために戦争とはいわないが紛争を肯定し忌避しない。
ニワトリが先かタマゴが先かの様相を呈している。

ただし出てくる事例はすでに明らかな事件が多くその裏を補強する感じだ。軍産複合体国家の米国やブッシュ政権、イラン・コントラ事件、軍事産業ハリバートンとチェイニー等、ノーベル平和賞受賞のオバマもその路線を引き継いで実施したドローン攻撃で子供も犠牲になっていた事など、ある程度アメリカ政治に関心あり若者でない(同時代でこれらをニュースで見聞き聞してる世代という意味)なら知ってるネタばかりで驚きはない。
ただ見ていてそんなオバマがノーベル平和賞だなんてと改めて嘆息する。

この点ではもうどうしようもない米国。テロだ大量破壊兵器だと煽って軍備増強と戦争で利益・株価爆上がりの構造。テロは確かにあるけど米国も南米ではテロ国家に等しいし悪循環しかないような未来の再認識にとどまった。
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