くぅー

戦場のメリークリスマス 4K 修復版のくぅーのレビュー・感想・評価

4.2
my映画館2021# 41 > 個人的に約30年ぶりの再鑑賞で、スクリーンでは初めてとなるが・・・うん、改めて改めて映画は映画館で見るべきものと、しみじみと感じることとなった。

まずは、オープニング間もなく、テーマ曲の♪戦場のメリークリスマスが流れるのだが、思わずゾクッとして聴くこととなり・・・これが醍醐味なんだなぁと。

そんな本作は、戦地という極限状況に置かれた日本人と西洋人の、相克を描いた異色のヒューマンドラマってことになるが・・・スクリーンで感じたのは、様々な狂気と美しさの波が絶妙にやって来ること。

そう、製作年が1983年でこのクオリティ、やはり名作なんだなと頷き、そして、クリスマスとあの抱擁のシーンを経てのラスト・・・メリークリスマスって世界共通のハッピーな言葉がね、完全にやられましたね。

もう、エンドロールはオープニングとは違って、テーマ曲に陶酔しましたね・・・見事過ぎる。

なお、俳優陣では、デビット・ボウイ・・・麗しき存在感が圧巻すぎて。
坂本龍一にビートたけし・・・演技云々は特にはないんだけど、作品にきっちり溶け込んでいて、大島渚監督のマジックでしょうね。
さらには、トム・コンティもいい仕事してました。
くぅー

くぅー