スエ

ボストン市庁舎のスエのレビュー・感想・評価

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)
3.6
長尺に怯まずフレデリック・ワイズマン初鑑賞。ボストン市政業務のあれこれを切り取った観察映画。

トランプ政権下に撮影された移民都市・ボストン。市庁舎内の会議だけでなく、各種の集会やタウンミーティング、諸業務の現場の模様が注釈なしで展開されるが、人種間の経済格差や不平等の是正に心を砕こうとする人々の姿勢が共通する。異なる国の背景を持つ人との摩擦や格差の拡大は、今後の日本でも確実に増えることだと思いますが、事勿れを避け議論を尽くす姿勢は、基礎自治体単位の公務員の人たちはどういう感想を抱くのでしょう。

各場面はボストンの、おそらく早朝の人影少ない美しい街のカットでミルフィーユされており、熱のある議論や演説を引き立てていたと思います。5時間、長いは長いけど飽きなかった。