ボストン市庁舎の作品情報・感想・評価 - 14ページ目

「ボストン市庁舎」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

むちゃくちゃ面白かった

まぁ前半少し寝たけど


つか凄い情報量


対話とか
アイデアとか
会話とか

解決法とか


1番何が泣けたかって
市長が他の人が言ってることが
みんな【まとも】なこと

日本は今こんなことがあり得ない。

助けたい助けられる
じゃないの
解決しようとしたいじゃないの

日本はもう言ってることがおかしいし
言ってることが小学生の嘘レベル


それだけでもうホント泣けてきた

普通なの
これがなのに普通がないとか😭


ボストンがじゃあ良い街なのかどうかはわからないが少なくともまともには見えた
それだけですごい


そしてお互いの主張とかね

あの大麻の店作る作らないのくだり
濃厚だったなぁ

4時間強
すごい情報量だけど
面白い
タケオ

タケオの感想・評価

4.0
-「民主主義」という綺麗事を貫くために 『ボストン市庁舎』(20年)-

 上映時間274分、他のフレデリック・ワイズマン作品と同様にナレーションや音楽は一切なし。マサチューセッツ州のボストン市庁舎で働く人々の姿を淡々と写し続ける、本作は本当にただそれだけのドキュメンタリー作品である。そう聞くと、観客に課されたハードルはなかなか高く思えるかもしれない。しかし驚くべきことに本作は、なんと笑いあり涙ありの、観るものの心を揺さぶる珠玉の「エンターテインメント」なのである。
 「エンターテインメント」に必要不可欠なもの、それはズバリ「アクション」である。ここでいう「アクション」とは、格闘やカーチェイス、銃撃戦といった派手なシーンだけを指すものではない。言葉の本来の意味においての「アクション」、すなわち「躍動」である。そういう意味でいえば本作『ボストン市庁舎』(20年)は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15年)もかくやの'全編クライマックス'とでもいうべき怒涛の「アクション映画」だといっても過言ではないだろう。では、本作における「アクション」とは何かといえば、それは「民主主義」というシステムそのものだ。本作では274分の間、常に「民主主義」というシステムが躍動し続けているのである。警察、消防、医療、福祉、銃、麻薬、教育にいたるまで、ボストン市庁舎の職員たちは住民たちとともに、ひたすらディスカッションを繰り返していく。お互いどうしても譲ることができず、時に厳しい意見が飛び出すこともある。しかしその姿からは、「相手を言い負かしてやろう」という邪念は一切感じられない。なぜならその根底にあるのは、「このボストンを少しでも良い場所にしたい」という、どこまでもシンプルかつ純粋な「理念」だからだ。誰もが主権者として「意見」を主張し、徹底的に「対話」を繰り返すことで少しずつ、しかし確実に「理想」を「現実(リアル)」へと変えていく。「民主主義」というシステムが健全に機能している。ただそれだけの「アクション」がこれほどまでに映画的興奮をもたらすものなのかと、思わず瞠目させられた。
 「何かあったら私に声をかけてくれ。国を変えるためにも、まずは市から変えていこう」と、元ボストン市長のマーティン・ウォルシュは訴える。困っている人を誰ひとりとして見捨てず、「対話」を武器に困難に立ち向かうボストン市庁舎の職員たちの姿には胸を打たれた。「きっと世界は変えられる」——たしかにそれは綺麗事かもしれない。しかし、そんな綺麗事を貫くために奔走することこそが行政の、そして我々ひとりひとりの役目であると、『ボストン市庁舎』は力強く断言するのである。

「困っている人を迷わず助けるのが真のスーパーヒーローだ」

スタン・リー
当たり前なのかもしれないけど、社会活動をしている人がたくさんいると知った。移民の人々もボストン市民であることを前提に自分の意見をしっかり持っている。
障がい者とたのしそうにロカビリーで腰を振りながらダンスをしていた。とても良いシーンでした。
前半は少し寝ました。
yonemiee

yonemieeの感想・評価

3.6
移民は移ってきたからこそ地域に根づき、社会を作っていることがわかるとともに、多様性が強さをつくっている市であることが伝わってくる。

公務員の仕事や働くことへの尊さが垣間見れたとともに、日常を振り返ると他者の仕事の内容や領域を理解していないままに議論や批評されていることが多いようにも感じた。

市民の「ここはボストンですから」という誇りが人をつないでいる。
言うほど市庁舎べったりではなく、市長についていく作りなので結構外に出る。

市長も真面目な人(当たり前か)なので少し面白みに欠ける部分はある。相変わらず無人ショット群が良いものの、もっと作業そのものを捉えることに拘ったワイズマン作品の方が好み。
VOT

VOTの感想・評価

3.6
いや、うん、最初に出てくる感想は、やっぱり「長い」ですね(笑) 終わってみれば意図した長さなのかなぁとも思いますが、観てる最中はきつかったです。長さだけなら、6時間超ある『DAU 退行』の方が長いんですけど、あっちは一応物語的な展開や見せ場があるので‥‥

それは置いといて内容に触れます。やはり民主主義を真面目にやると、これぐらいのコミュニケーションコストはかかるよねぇ、日本にこの文化は無理だよ、と辛くなりました。

編集の力で良いところだけを繋いでいる可能性もありますが、作中に登場する一般市民のスピーチというか自己主張というかの説得力や、相手の立場も考慮して落とし所を探る交渉力が、マジで半端ないです。少なくとも日本の野党議員よりはまともな議論をしてます。どういうことなの。勉強になりましたが、日本でこれをやったら鬱陶しがられそうだなぁと思えて、また一段落ち込みますね。

これから観に行くかたは、後半は見方もわかってきて楽しめるので、なんとか前半で映画のノリを掴んでください。
「しゃべり」のセクションが終わった後に挟まれる、建物やらいわゆる静物のショットがドキュメンタリーであることを忘れさせる雰囲気を放つ。
その代表がボストン市庁舎。

がしかし長い
大満足。書きたいことは皆さんが全部書いてくれてるし、もうこの映画に274分も費やしたのだから、レビュー書く時間くらい端折らせて(笑)

でも少しだけ鑑賞メモ。
・市長の活動が構成の軸になっているので彷徨いにくい。ドキュメンタリー的にはセオリーかもしれないが、ワイズマン作品としては珍しい。
・ワイズマン作品は、作用にフォーカスを当てた映画と機能にフォーカスを当てた映画に大別できるが、本作は後者。
・粗大ごみを無料で回収するには
・大麻販売店の出店に関する住民説明会
・若い退役軍人が、先輩たちがシンドロームを克服できたのだから自分も大丈夫だと鼓舞するスピーチに涙
・男「妻に陣痛が来たのでメイン州から3,4時間かけてきたんだ。でも車停める場所埋まってて。」→市職員「おっけ。駐車違反切符無効にします。」→映画館の客一同「マジで?!」→市職員「新米パパおめでとう」→客一同「ボストン市役所、粋!!」
フレデリック・ワイズマンの最新作、やはりその上映時間に触れざるを得ない。4時間半。体感時間もちゃんとめちゃくちゃ長い。2800円払って90分授業を3コマ受けたようなもの、と思っておく。それにしても満足度の高いセミナーである。もう1コマぐらい余分にあっても、文句は言わなかったと思う。

多民族・多文化のボストンだからこそ、抱える問題も千差万別。市民一人ひとりに耳を傾けて悩みを聞いていくなんて、大変どころかもはや不可能。でも、やる。その泥臭いまでの対応力には感服させられる。

「ゼロからプラスを生み出していく」のが民間企業ならば、公務員は「マイナスをプラマイゼロに戻していく」仕事。そんな言葉が嘘偽りなく響く。ボストンはそれにとどまらず、「マイナスをプラスにする」ことが当たり前と言わんばかりの熱量。市を変えることで、国を変えていく、いやむしろ国を「変えてやる」と、本気で考えているのだろう。

未来のボストンは、初のアジア系女性市長に託された。
mol

molの感想・評価

4.8
四時間超えの映画を映画館で見るの初めてだったけど全然退屈しなかった。途中で休憩が入って、うわーこれがインターミッションか!となった。
ポスターに一目惚れして見に行こうと思ったんだけど、徹底的にドキュメンタリックなタッチで民主主義を描いていて期待を裏切らなかった。編集がめちゃくちゃ見事で市政の中をまず描いて、理想とする政治を提示して、市民の実際の生活や市との関わり、現実問題を描いて、最後に素晴らしいスピーチで終わる。転換で挟まる町の風景もバチバチに決まっていて風景ポートレート好きなので見てて気持ちよかった。テンポもいい。
なんというか、政治みたいな多くの人と関わらなきゃいけない仕事こそ当事者目線で、長いスパンで物事を見なければいけないんだなと痛感した。支持率や資金の主眼におくのではなくちゃんと市民の生活を良くするためにはものすごく面倒なことをちゃんとやらなきゃダメだよなぁ…
数回ある市長のスピーチ、毎回素晴らしく、勉強になった。この人になら任せてもいいかもと思える。あと、女性の会社での賃上げ交渉のシーンとかも。ゴルフをやるっていうのでちょっと笑っちゃったけど、彼女にとってすればそれくらいのことはネゴシエーションのためでどうってことないという感じでパワフルだった。
パンフも内容が充実していてよい!!

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