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茲山魚譜 チャサンオボのchiyoのレビュー・感想・評価

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)
4.0
2022/5/21
1801年、朝鮮時代。罪人の学者と漁師、信仰する宗教も異なる若銓(ヤクチョン)と昌大(チャンデ)。相容れなさそうな二人だけれど、どちらも探求心が強く、学びを求める姿が子どもみたいで微笑ましい。中でも、学問の質問を重ねる昌大に対して、「次は私が学ぶ番だ!」と軽く憤る若銓が面白い。そして、新しい学びを求めるのは何歳からでも遅くはなく、年齢や貴賤を問わず友情を育めることを改めて教えてくれる。だからこそ、二人の擦れ違った人生と、少しでも疎遠になったことが悲しかった。ただ、離れている間も若銓は、ずっと昌大を気に掛け続けていたのだろうと思う。メインは若銓と昌大の師弟関係と友情ではあるものの、若銓の妻となるカゴ、昌大の妻で幼なじみのボンレも印象深い。特に前者は、笑顔に愛嬌があり、見ているだけでこちらまでニコニコしてしまう。