｢新しき世界｣｢THE WITCH 魔女｣を手掛けたパク・フンジョン監督最新作。
Netflixで4月配信開始の韓国ノワール映画です。
パク・フンジョン監督の上記過去作も大好きだったので期待してましたが、、今回も期待通りの良作でしたね。
簡単にストーリーは大切な家族を殺されれ敵対組織に復讐をし、追われる身となったヤクザのテグ。逃亡先の済州島で、余命宣告を受けているジェヨンと徐々にに心通わせつつも、敵対する組織が済州島にやってきて、、っといった話。
まずは｢楽園の夜｣というタイトルにもありますが、済州島の美しい景色とヤクザ同士の抗争という闇/夜の対比が素晴らしかった、、。
血飛沫を浴びながら美しいビーチに佇んだりするアンバランス感とか、、堪らんすね。
あと｢THE WITCH 魔女｣の時もそうですが女性×銃の演出が好き。今作はチョン・ヨビンがその役でしたが、｢ソナチネ｣をオマージュした自分の頭に銃を押しつけるシーンから、敵に対して躊躇なく引き金を引く姿。打ち込む銃弾の数でより憎しみが伝わる感じとか、さらにはラストシーンまで。今作もかなり銃にこだわってるような気がする。
バイオレンスなシーンを惜しげも無く見せてくるのは当たり前なんですが、そもそも韓国ノワールの何が好きって、その場所に向かったら死ぬというのを分かっていながら、覚悟を決める潔さ、筋は通すという裏の方ならではかっこよさですよね。
そこに加えて死の直前に吸うタバコのシーンは何とも言えないですね。そういったとこの見せ方がパク・フンジョン監督は上手いなって思う。
個人的には終わり方、この問題の決着が好きすぎて高評価です。
この展開を用意してくれてありがとう、スッキリしたよと感謝したい笑
今後もパク・フンジョン監督作品は追っていこう。そしてまだ見てない過去作も観よ。
