ラーチャえだまめ

マルコム&マリーのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

マルコム&マリー(2021年製作の映画)
4.5
『白玉ゼンデイヤvs名無しの権兵衛ワシントン!?』





本作は制作組合の安全ガイドラインに則って製作され、カリフォルニア州にある換気も可能な大きな豪邸で撮影を敢行。撮影に入る前に出演者スタッフ一同コロナ検査を行い2週間の自主隔離を実施、撮影開始後も密を避けるため建物内では12人以上滞在を禁止し、撮影が終わるまでも各自外出を控えるという徹底した処置が取られたそう。主演はたったの2人、場所は豪邸のみ、撮影期間は約16日、脚本はわずか6日間で書き上げられたという低予算かつ超絶スピーディかつ“制限付き”の作品ながら


「面白い映画は無条件で作れる」


ことがまたしても立証されてしまったと言っても過言ではない??プレミア上映会から帰ってきた映画監督のマルコムと元女優のガールフレンドのマリーがゴジラとコングも泣いて逃げ出す深夜1時からの壮絶な「VS痴話喧嘩」を自宅で繰り広げてしまうわけなんでありますが


去年時間を超越する驚異的な身体能力と演技力が高く評価された「テネット」のジョン・デヴィッド・ワシントン✕本作の“発起人”であり次回作で親愛なる隣人とゴールインが期待される“マツジュンじゃない方”のゼンデイヤの今話題沸騰中の2人が??豪邸内でただひたすら怒鳴り散らす仁義なき戦い(喧嘩)だけで約1時間半お贈りする


「全編会話劇」


シロクロなシックな映像にJAZZってるBGMというなんともシャレ乙な、こりゃウイスキーが進むぜ〜な映画(嫌いだけど)なんて思ってたらですよ、突然ゼンデイヤがブチギレながらお手製「マカロニ&チーズ」を腹空かせたワシントンに「マカロニ&チーズ!!!」と何回連呼したかどうかわからない罵倒しながら食わせたかと思ったらワシントンはワシントンで怒りの臨界点に達したら草むらに向かって「シュシュシュシュ!!」と何故かフェイシングで八つ当たりするちょっとやそっとどころの騒ぎではないコミカルさもあってなかなか楽しい映画なんですねー。



↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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