午前1時の口喧嘩
ひたすら会話劇。まさかここまで舞台転換もなく会話で攻めるとは思ってもいなかったが、ゼンデイヤ×ジョンデヴィッドワシントンのやりとりだけできちんと成り立ってました。すごく好きだったな…
夫婦やカップルってキラキラとした部分だけ切り取られがちだけど、そのパートに達するまでの紆余曲折とした道のりをこんなにも贅沢に描いてる映画は初めてでした。衝突あってこその絆だと思うのでこういうリアルな描写はいくらでも見てられます。『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライバーとスカヨハを観てるみたい。
回想シーンなんて全く挿入されないけど、2人がどんな人生を歩み、何を大事に生きてきたのかがちゃんと分かる。これは2人の演技力によるものなのは間違いないけど、余分なものを切り落としたカメラワークが活きてる証でもあるのではないかというのが個人の感想です。
最初のシーンもジョンは踊りまくってゼンデイヤはタバコ吸ってるんですが、このシーンから既に不穏な空気の漂い具合がすごい。このオープニングからこの作品の虜になる気がしていましたが、案の定私の好みの映画でした。
モノクロなのにマカロニ&チーズの美味しさが伝わってきました。ジョンデヴィッドワシントンの食べっぷりが好きだ！！！
