コロナや黒人差別、トランプ、Brexitなど、激動の2020年を皮肉たっぷりに振り返るモキュメンタリー。こんなに早く出てきたのもすごいけど、トランプやジョンソンだけでなくバイデンやエリザベス女王もネタにしたブラックジョークの数々がとにかく跳ねてて笑えました。
大物俳優が出て、こういう批判精神たっぷりの映画を作れる欧米って、なんだかんだ言ってやっぱり健全だと思う。日本はなんでできないんだろう。観てて羨ましくなりました。
権力者だけでなく、ネット上の陰謀論を信じ込んだり、人種差別をなんの罪悪感もなくやったりする一般人や、米政権でトランプの片棒を担いだ人たちも皮肉っててバランスが取れてました。
ヒュー・グラントの薄っぺらな歴史学者ネタも爆笑。この人90年代のイケメン俳優からすっかり脱皮しまくってて、すごい役者だと改めて脱帽。