片腕マシンボーイ

囁く怨霊の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

囁く怨霊(2000年製作の映画)
2.2
さ、緊急事態宣言の再発令に併せてホラ活も再開すっぞ!ぺろぺろ

殺人事件調べていたらば怨霊に狙われてまぢツラいんやけど…スンスン、って話

そうな、コロナ禍でリモートホラーが急増したかのように、1999年に起きた桶川ストーカー殺人事件により、ストーカーという言葉が世間で一般的となった時分に作られたストーカーホラー、ってか事件翌年にここまで桶川ストーカー殺人事件を丸写ししたような内容の映画つくるとか、しかもオカルトホラーとか、めちゃ大胆というか、悪趣味というか…

ヒロインは日本を代表するスクリームクイーン三輪ひとみ
三輪ひとみ演じる新聞記者がストーカー殺人事件を追っていくんやけども、やがて犯人とおぼしき人物や、被害者のストーカー被害の訴えを相手にしなかった警察官なんかが次々と怪死していくのであります!ビクビク
そんな怨霊さんの魔の手はやがて三輪記者へも向かい……ん?なんだか手当り次第なってきたな、なんか怨霊さんの癇に障る記事でも書いていたかな…、被害者のプライバシーさらけ出した酷い記事書いた別の記者の謝罪記事を三輪記者が押し付けられていたからば勘違いされたんかなぁ?スンスン

そうなぁ、マシンボーイはゾンビやデスゲームの存在は信じるけども、幽霊とか科学的な根拠無さすぎて鼻ホジる派なんやが…
それでも例え幽霊さんがいるとしたらな、別に幽霊さんやからといって怖がる必要は無いと思うんよ、人間と一緒で幽霊さんにもいろんなヤツがいてな、悪さするようなクズな幽霊さんは一部の糞野郎だけやと思うんよね!
本作の怨霊さんはまぢ酷い殺され方してしまったし、そのきっかけを作ったヤツらに復讐したい!っつ〜気持ちは痛いほどにわかるんよ、でもな!三輪記者や殺人現場にたまたま居合わせた子にまで酷いことするんはまぢお門違いやし、こういう酷い幽霊さんがいるからば普通の大人しく家族を草葉の陰から見守っているだけの幽霊さんとかまで一括りに怖いヤツら、みたいに見られてしまうんよねぇ…
しかもこれ実際の事件がモデルなっているし、もしホントの事件の被害者の幽霊さんがいたとして本作を観てしまったらば、悲しくてほろりほろり涙すると思うんよねぇ…

あとな、三輪記者も実はストーカーからの無言電話に悩まされているんですが、それがストーリー上なんの役割も果たしておらず!ん?あの設定いる?完全蛇足よね?なる残念仕様
特に意味もなく思いつきで突っ込んだんか?編集していてカットせざるを得なかった何か繋がりがあったんか?なんとか活かせなかったんかね?なる、勿体ない設定やったわぁ

とりあえず微塵も怖くないホラーやったけども、ジャケ写は怖すぎな!スンスン