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ラン・ハイド・ファイトのfkrのネタバレレビュー・内容・結末

ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

@CS/BS 面白い。こんな生々しい視点はそうそうないのでは。警察が駆けつける時間の長さであるとか(犯人側の妨害、確認の手続きが効いている)、カフェテリアを占拠する一方で、遠い教室では普通に授業をしている感じとか。 火災報知や外窓からの叫び声もジョークとして扱われたり。 テロリストや人質との関係性がかなり薄く設定しているのが良い。たいした理由もなく加担した犯人の一人との会話から察せられるパーソナルな部分が顕著で、友達未満で知人以上の学校内の生徒としての括りでしか分からない関係性が少しだけ垣間見れるだけだが、それだけで充分な説得力がある。なぜ?どうして?は想像力を働かせるしかないが、あり得なくないと思わせる。母親とのやり取りや、父親との関係性もうまく織り込まれている。銃乱射事件をこのように映像化できてしまうことに驚く。
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