このレビューはネタバレを含みます
なんだこの底抜けにパワフルなおじさんは!
ダンサーもミュージシャンも全員表現力がすさまじく、特に色んな打楽器をこなしながらダンサーにもなっちゃう表情豊かな女性と超ファンキーにバンドを引っ張るベーシストは思わず目で追っかけてしまった。
普段こういう作品を観ると生で観たかったなと思うけど、カメラアングルや照明、演出がかっこよくて映画館の爆音上映で観られて最高だったなと思った。
個々の人との出会いから始まり、だんだん人種など社会問題に発展していく音楽や演者がエネルギッシュで、理不尽に亡くなった方たちの名前を色んな人が入り混じったバンドや観客がみんなで叫ぶシーンはグッとくるものがあった。
エンディングも楽しいし、あんなに力強くプレイしてたメンバーが少年少女のように楽しかったとはしゃぐ姿も印象的。観終えた後はライブに行ったかのような心地よい疲労感があって、いつかマスクがいらなくなったら声出しOK上映とかやって欲しいなと思った。