もっちゃん

アメリカン・ユートピアのもっちゃんのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.5
「希望はある」


これは感動したわぁ😭

元≪トーキング・ヘッズ≫のフロントマン≪デヴィッド・バーン≫のソロアルバムのワールドツアーコンサートをブロードウェイショーとして再構築して映像化🎥
音楽が好みに合うかどうかというのはどうしても出てくると思う。

ちなみにもちゃの好みとしては、一発で覚えられるようなメロディラインのヒット性のある楽曲はないと感じました😅
生演奏の迫力はあったので☆4.0くらいかなぁと思ってたんだけど、ラストのメッセージが素晴らしくて感動したので☆4.5もってけい😭
サントラもポチ👆


アメリカン・ユートピアということで、
ユートピアってなんか皮肉っぽく聞こえますよね🤔
苦しみも不幸もない理想郷のような世界なんて存在しないとわかっているから。

本作でも、ハリウッドで最近よく取り上げられるBLM(Black Lives Matter≒黒人差別の問題)や、銃社会、移民問題、若者の無気力化といった社会問題が次々に表現される。

それで終わってたら4.0だったけど、何に感動したかって問題提起するだけに終わらず、デヴィッド・バーンなりの解決策、彼の魂の叫びが胸に響くショーだったということ😭


コンサートを上演するのに必要な声と楽器以外の要素を削ぎ落とした演出。
楽器をアンプにつながない生演奏は、ケーブルという長さの縛りから解放され、演者が舞台上を縦横無尽に駆け回ることを可能にした。
その姿は生命の躍動感・ダイナミズムを表現し、「人間が主役」ということを力強く訴える人間讃歌だ✨


1曲目の脳みそ🧠の歌で、年を重ねるにつれ細胞がつながりを失っていくという脳科学の研究を紹介。これは現代の分断社会に通じる。

そして投げかける。
人は年を重ねるにつれ愚かになっていくのか?
赤ちゃんの頃が一番賢いのか?

人間は争い、差別し、問題を生み出すだけの存在なのか?


脳の細胞がつながりを失っていくように、人と人とのつながりも失われていく。
つながりを拒むのではなく、つながりを取り戻そう。
人と人とのつながり、善と善の連帯こそがユートピアなのだ。

人は愚かで醜い生き物かもしれない。
しかし美しいものを生み出すこともできる。
希望はある。まだ人の中に。