トーキング・ヘッズを聴き込んだことはなくて、デヴィッド・バーンとデヴィッド・リンチが同一人物に見えて、ラストエンペラーで坂本龍一と一緒にオスカーを取った時も、あれっ？監督ってデヴィッド・リンチだっけ、となっちゃった。グラミーにロバート・ブラントが出演した時も、なんか随分とデヴィッド・バーンってデカイと思ったらTボーン・バーネットだった。本当に失礼なことをしてしまった。申し訳ない。
デヴィッド・バーンの音楽って、密室向きではなかったことに気が付いた。ヘッドフォンなんて論外だ。ステージの上で繰り広げられるパフォーマンスに、こんなにも向いていたとは気が付かなかった。ワールドミュージックに傾倒した事で手に入れた洗練されたリズム隊と相変わらずのギターのカッティングはセンスの塊り。そして、お茶目なダンスもなんか似合っている。ポリティカルな感じも受け入れちゃう。
アメリカのエンターテイメントは世界最強だ。西のハリウッドと東のブロードウェイというと、やっぱりハリウッド派なんだけど、こんなシヨウを見せられると、かなりブロードウェイに傾いちゃう。ブルース・スプリングスティーンもブロードウェイに戻ってくるらしいし、早くワクチンを打ってニューヨークに行かなくては！
