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アメリカン・ユートピアのtamagoのレビュー・感想・評価

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)
4.7
スパイク・リー監督の作品はこれまで観たことなかったし、今作はコンサート映画なので、単純には比べられないかもしれませんが、他の監督作品も観てみたいなと思うくらいよかったです。

元トーキング・ヘッズのボーカリストでバンドの顔だったデイヴィッド・バーンが、アメリカの社会問題を楽曲そのものと曲間の観客への語りかけにより観客自身が考えるようにさせてくれるショーでした。
決して説教臭くはならず、自然と『ふむふむ』となるし、そもそも、何もない舞台に演奏者が最低限の楽器を身につけて、コードレスで舞台の上を縦横無尽に駆け回り、踊りまくる演出にのっけから圧倒されました。
ラスト近くは、なんだか勝手に涙が溢れてきて、本当に音楽って凄いし、素晴らしいし、人間を突き動かす力があると改めて感じさせてくれる作品でした。
こんなショーを生で観られる観客は羨まし過ぎる〜
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