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屋根裏部屋の花たちのmetalicheartのネタバレレビュー・内容・結末

屋根裏部屋の花たち(1987年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画を見た後に、原作シリーズ読破。

父親の死亡に伴い、母親の実家に戻った4人の子供(兄、妹、男女の双子)たちは、祖母によって屋根裏部屋に軟禁される。
最初は少しの期間だけと、母親も心配して会いに来てくれるが、次第に会いに来なくなった。
子供たちは、長期の屋根裏部屋生活で、心身に色々な障害が出てくる中、助け合いながら成長をしてくる。
しかし、色々な出来事により、母親への憎しみから復讐へ。そして脱出。

の内容になるが、映画版はかなりマイルドに制作されている。それでも胸糞だが。

原作は、かなりキワドイです。
幼児で日の当たらない屋根裏部屋に閉じ込められた双子は、身体が成長せず、2人がそれぞれ悲しい人生を送る場面は辛いです。
思春期の兄と妹は、閉ざされた空間の中で、お互いしか見えない為、親の宿命を繰り返してしまう。
何かは、それで察してもらえれば。
なので原作通りには映像化出来ないけど、かなり面白い話です。

でも、現代ではこのような家族が世界中にあると思うと、映画の中だけの話とは、思えません。
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