淡々として突き抜けた面白さはないが、心地よくいい気分にさせてくれる。
最近のクリントイーストウッド監督の映画はそんな作品が多い気がします。
今作も大きい事は起きませんが、クリントさんの演技だけで面白い映画になってしまう。私にとってはそういう存在なんです。
今作はボーイとの関係性が最高に楽しい。減らず口をたたく生意気な少年をジョークまじりにあしらうクリント爺がユーモラスで最高にクール。でもボーイも全然負けじとまた減らず口、ニヤつきが止まらない。
オイラがガキの頃ならこんなこわいジジイ相手じゃビビってまともに会話出来なかったろうな。でも子供時分にこんな粋でカッコいい大人と過ごせたならその後の人生に多大な影響があるだろう。劇中のクリントはそんな存在に感じました。
そんなこんなでマッチョで根は心優しいボーイとも次第に打ち解けまた新たな出会いあり、トラブルありでストーリーも面白いですよ。ネタバレなるから言えないよ〜！
クリントさんは俳優としても、監督としても本当に凄い人だと素直にそう思います。
私にとっては彼こそがBIG BOSSだと思っています。
