健一

レミニセンスの健一のレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.8
日本🇯🇵大好きヒュー・ジャックマンのもうひとつの「フューチャー&パスト」
in Dream。

「TENET/テネット」の日本劇場公開から丸一年。
今度は弟 ジョナサン・ノーランが製作に回り新たなトリックを仕掛けた!

とは言え

これはかなり賛否両論がFilmarks内で巻き起こりそうな作品。
予告編詐欺。
肩透かし。
物足りない。
思ってたのと違った。
などなど。

私も正直 予想していた作品とは かなり違う作風だったので 最初は戸惑ったが、決して嫌いじゃない。
何というか『絶望の世界を大きな愛で優しく包み込んだSF作品。』
というのが私の本作の印象。
ひとつ明確に言える事は『派手なアクション』をあまり期待しないほうがいいです。
『夢』をキーワードにしている作品だが、「トータル リコール」のような作品だと思って劇場へ観に行くと肩透かしを食らうかも。

とても『静かな』作品。
それを『物足りない』と捉える人もいるだろう。
サスペンス作品としてとても良く出来ているが「トータル リコール」や「ストレンジ・デイズ 1999年12月31日」などの過去に似たような作品が鑑賞中に頭にチラつくのも事実。
随所に斬新な箇所はあるのだが全体的にオリジナリティを感じなかったのは 少し残念。
だが、女性監督ならではの『包み込むような優しさ』を全編から びんびんに感じたのは私だけでしょうか?
フライヤーに『新感覚体験!』と大きく書いてあったが、それだけは 偽りではなかった。

オープニングはとにかく素晴らしい。
一気に 世界観 に引き込んでくれる。そこから『乗るか乗れないか』は あなた 次第なのです。

「ドクター・スリープ」でレベッカ・ファーガソンの虜になってしまった わたくし。
本作のレベッカも作品に華を添える素敵なミューズを好演してます。

アメリカ🇺🇸では 総スカン だった本作。
なるほど アメリカ人は 恐らく嫌いなタイプの作品なんだろう と 妙に納得。


2021年 9月17日 公開初日
グランドシネマサンシャイン screen 10
💺152席(感染対策で50%の収容)
客入り 15人弱

公開初日でこの客入りは マズイ!
鑑賞後 出社。
健一

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