前髪メガネ

レミニセンスの前髪メガネのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
2.9
思ってたのと違う…

多くの都市が水没して水に覆われた世界。記憶に潜入し、その記憶を時空間映像として再現する「記憶潜入(レミニセンス)エージェント」のニックに、検察からある仕事が舞い込む。それは、瀕死の状態で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、組織の正体と目的をつかむというものだった。男の記憶から映し出された、事件の鍵を握るメイという名の女性を追うことになったニックは、次々とレミニセンスを繰り返していく。しかし、膨大な記憶と映像に翻弄され、やがて予測もしなかった陰謀に巻き込まれていく。

SFサスペンスアクションなのだけど、良い設定を乗りこなせずに振り落とされるのをただ見守るそんな気持ち。。

TVドラマで脚本やプロデュース、監督を務めていたリサ・ジョイの映画監督デビューで、ジョナサン・ノーランプロデュース。
ジョナサン脚本っぽいけど浅い。
結構ワクワクしていた設定なだけにどことなく既視感のある物語自体は陳腐に留まってしまって残念。

ヒューもウルヴァリンを演じてた割にはアクションが小さめ。これはカメラワークもあるのかもしれないけど、もうちょっとできるでしょ!と感じずにはいられない。

クライマックスの展開もドヤりたいのはわかるけど、そこまでに惹きつけられなかったから あぁ、はい…くらいの気持ち。そこだけ切り取れば面白かった気もするけどね。

アメリカでは公開とHBO MAXでの配信と同時だったらしいがどう評価されたのだろう。
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