海面上昇後の世界。マイアミで元軍人のニック(ヒュー・ジャックマン)は相棒ワッツ(タンディ・ニュートン)とともに記憶の追体験を売っていた。ニックはある日やってきたメイ(レベッカ・ファーガソン)と恋に落ちるが、突然、姿を消した彼女を追い事件に巻き込まれていく。
大惨敗の興行成績ほど内容は酷くなったように感じた。
ヒュー・ジャックマンとレベッカ・ファーガソンという豪華なカップルの恋愛物語として美しかった。ラストはちょっと説明がくどかったけど。
雰囲気はサム・スペードかフィリップ・マーロウ、ジェイク・ギテスといった、かつての探偵ものを思い起こさせて、ワクワク期待させられた。
ただ、事件の闇はあまり深くなく、予想どおりの結末に向かってもたもたと進んでいく。無駄なアクションシーンが長すぎるのはとても気になった。
それに、なんで舞台は海面上昇後の世界だったんだろう。「ウォーターワールド」といい、この世界の作品はコケるんだよねー。
タンディ・ニュートンの秘めた想いが切なく、彼女のガンアクションがカッコ良かった!