李

レミニセンスの李のレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.6
"幸せな物語は必ず悲しい結末で終わる"
"死にゆく者は最後に幸せな思い出にすがろうとする"
"あなたを愛せば救われると愚かなことを考えた"
好きなセリフがたくさんあった。ノーランを全面的に出した宣伝方法含め、もっと記憶の中で旅をするのがメインのSF映画かと思っていたけど、結構サスペンスより?ずっと過去の女性を職権濫用で追い続けるヒューさん、想像と違うものが来た。この微妙な平均評価で察してたけど。あとずっとグレショ🎪と思いながら観てた。お似合いというか、御二方とも大人の色気があってすごく好き。私好みの題材フル揃いしてるんだけど、大して惹き込まれず話は進み、メイの正体もさほど気にならなかったけど…後半が近づくにつれ私好みの仕様になってきた😣記憶の投影とキスするシーンとか素敵。幸せな物語は悲しい結末で終わってしまうから、幸せな記憶にいよう。終わり方とかもう切なくてめちゃめちゃ好きでした、、序盤もっとSF感満載で惹き込まれてたらお気に入り映画入りしてたかも。愛と、戻れないからこそ輝く過去の記憶に縋る人間の性にフォーカスするというただでさえ良い題材を持っているのに、活かしきれていないというか、なんだか全体的に惜しい感じ。それか恋愛映画として宣伝した方が良かった気もする。こんな機械あったら記憶の旅依存性になっちゃう人たくさんいそう。
"幽霊がいるとしたら、過去に取り憑く我々だ。過去に取り憑きもう一度見ようとする。また会いたい人を。前に見逃した何かを。" いいっすね。
李