俳優の陣内孝則が原作脚本企画監督と四役をこなした作品。
膝を傷めタップダンサーに成る夢を諦め小学校の教師になった修平が恋人の静華と結婚する為に、弱小少年アイスホッケーチームの監督に成り北海道大会優勝を目指す。
でも、展開の中心になっているのは両親を事故で亡くし引取られた少年と病気の少女の初恋物語と言う、かなりベタな話し(笑)
兎に角、盛れるだけのモノを盛り上げた、大盛り内容のストーリー。
それでも溢れず纏っているのはお見事。
流石に試合シーンは実際の少年チーム選手による吹替えなので、スピード感が有る。
俳優監督作品には本人が顔を出す物が多いが、陣内孝則自身は一切顔を見せず監督に徹している。
一寸捻りを効かせたベタな青春群像映画の秀作だと思う。