これは全年齢のすべての人が観るべき一本。
ある程度の予測はつくものの、あらためて、この映画の中で描かれているようなことがSNS上でざらに行われているという事実を突きつけてくれる。
そして同時に問題意識が芽生えるきっかけにもなる作品。
性的願望で思考を支配されたモンスターの不気味さも忘れられなくなる。
「禁断のリアリティーショー」と銘打ってるものの、その裏には数多の被害者がいることを思うと、「ショー」なんて呼ぶなよとブルーになる。最も本編にはそんな表現はなく、この問題に対して真摯に向き合っているので、日本での宣伝の的外れさが顕著に出ているだけなんだろうと思う。
これは、映画という一つの作品のパッケージにおとしこんだおとり操作。
チェコのみならず世界中でやってほしい。
モザイクなしで。