MasaichiYaguchi

SNS-少女たちの10日間-のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
3.8
18歳以上の3人の女優が12歳という設定でSNSに登録して友達募集したら、どうなるかを検証したこのドキュメンタリーを観ると、同性ながら彼女たちに群がった男たち大半の醜悪さ、欲望丸出しの有り様に情けないやら、終いには吐き気を催してしまった。
確かに3人の女優共に夫々童顔でキュートだが、私と同世代、もしくは一回りの上のオッサンが、下手をすれば自分の孫位の女の子に欲情するのが理解出来ない。
このドキュメンタリーに立ち会っている精神科医、性科学者によると彼らは小児性愛者ではないらしいが、どう考えても重度のロリコンで、大人である自らが、幼く世間を知らない女の子に強圧的に言えば何とでもなると考えていると思う。
中には本来、このような子どもたちを正しい方向に導かなければいけない立場の者もいるというのに、ひたすら自身の欲情に忠実で、対象の未成年がどうなっても構わないという、明らかにその行為は犯罪以外の何者でもない。
ドキュメンタリーが進むに連れて、女の子たちが大人しいことをいいことに益々エスカレートしていく。
遂には一線を越えて脅迫したり、強要紛いのことまでしだす。
SNSの怖さは運営側が犯罪に成り兼ねないケースでも規制を掛けず、見て見ぬ振りをすることにある。
だから映画でも啓蒙していたが、親をはじめ周りの者が注意深く見守り、よくコミュニケーションを取ることが大切なのだと思う。