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SNS-少女たちの10日間-の猫のレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
2.8
うー、吐き気がする。
かなり物議をおこす映画。
マスメディアでは、圧倒的にネットで少女に接触してくる男達の事ばかり取り上げられてるけど
私の不快は
彼等より先に、映画を企画した製作者達に対してである。
映画を撮った目的は、少女達やその親たちへの警鐘と、
こういう男達が沢山いることを知らしめる為のものかもしれないけれど
まずいのはこれを商業映画にしてること。
だって騙してるんだよ。
確かに相手も相手だけど、それって人権侵害、囮捜査みたいなものじゃない?
すごく不愉快。
特に最後の方で多人数VS一人に絡むシーンは
絶対的に正しい
(と思っている)人達からの高圧を感じた。
勿論、あの男を庇う気なんてないよ!
でも商業映画の為のアリアリを感じた。
あと彼の言い分
=娘達がそんなもん(オジサン達とチャットをし出す事)に手を出さないよう躾をしろ、みたいな事には、一理あると思ったし。
こういう人達がいるから、気を付けなさい
じゃなくて
何でそっちの世界に行きたがるか?を考えないといけないと思った。
勿論、簡単にそういう世界にいける、道具が揃っている“今の時代”への警鐘でもある。
この映画を観て
そういう男性がいる怖さを知ることも一つの勉強だけど
ああやって
人を騙してもいいんだ、みたく思っちゃわないかも、すごく心配でした。

映画とは関係ないれど
こういう性犯罪に対して
キチンと法制化されてるチェコは素晴らしいと思った。
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