映画にする意味がある映画だと思った。
結局解決してないじゃないかーと低評価つけている方もちらほらいるがそりゃあこれで解決はしないよ。
認識することにさえ至ってないのだから。
子供が被害に遭っても
「知らない相手に写真を送ったその子が悪いよね？自業自得だよね？嫌だと言いながら誘惑したんじゃないの？親は何してたの？」
とか被害者を責める風潮が未だに強い現状。
実態を認識することに大きな意味があるし今まで散々当事者や専門家が訴えても、被害に遭ったりそういう人が身近にいたりしない人にとってはどこか他人事絵空事だったわけで。
実際の子供部屋を作って、12歳とはっきり明言したのに性的に搾取しようとする魑魅魍魎共の存在がやっと白日に晒されるきっかけが出来た、という段階ではないだろうか。
事実、この映画がきっかけでコンタクトをとってきた一部のやつらを裁判にかけたり行政が教育プログラムを見直したりしたらしい。すごい。
隣のおばさんが鑑賞中に所々くすくす笑ってたのだけど何でか未だにわからない…。犬におしっこかけられてるところは笑わないのにSNSおじさんどもが局部晒すようなシーンで笑っていて、他人事だからか酷すぎて逆に笑えちゃうのかなんなんだろうか。
そして日本も！！いい加減観客をなめたような打算的な作品にお金かけずにこういう作品を予算かけて撮ってくれまじで！！
と改めてめちゃくちゃ思いました。
